今さら聞けない「金融緩和」って何?

ニュースでも盛んに報道されている「金融緩和」という言葉。なんとなく意味は知ってるけど、実はよく分からない・・・という方向けに、金融緩和の基本をご説明します。

金融緩和の説明の前に、そもそもの銀行の仕事について説明します。銀行は、利息を払ってお金を預かり、そのお金を貸して利息をもらう「利ざや」を稼ぐのが仕事です。

銀行の仕組み

※上記は銀行の一般的な仕組みを示したイメージ図であり、該当しない場合もあります。

銀行は預かったお金を会社や個人に貸すだけでなく、国債等の資産にも投資しています。国債という形で、国にもお金を貸しているわけです。そして金融緩和とは、銀行の保有する国債(を含む資産)を中央銀行が買うことで、銀行が国債ではなく、お金を持つようにすることなのです。

銀行はお金をたくさん持つと、お金をどんどん貸すようになります。お金を寝かせておいても、銀行の商売にはなりませんからね。

そして、お金を借りた会社は設備を買ったり、人を雇ったりして仕事をします。会社や個人がお金を使えば、みんな儲かって景気が良くなります。めでたしめでたし・・・というのが金融緩和の狙いです。


ただ、現実は上記の様にスムーズにはいきません。そもそもお金を借りたい会社や個人が少なければ、銀行にいくらお金があっても貸し出されないのです。そこで日本の中央銀行は、銀行がお金を寝かせておくと、金利を中央銀行に払わなければならない制度(マイナス金利)を導入しました。半ば無理やりにでも、お金を貸し出させる施策です。この政策の続きは、また別の記事で書こうと思います。